夏の友達
海外の友人たちとの再会は
喜びも ひとしおだ
別れるときに今度いつ会えるかなぁという気持ちで
さよならを言うからかもしれない
五人の友人と
次のホテルに向かう前にチューリッヒ湖の周りを散策することにする
丁度夏に入る前の爽やかな週末で
若者たちで混雑している
ピンク色の風船を持ったゲイの人たちのパレードも華やかだ
友人は話す
チューリッヒには有名な大学が二つあり
何年か前まで 武器を製造する会社と工場があった為
裕福な人たちが住んでいるのだそうだ
問題はドラッグ 若い人たちの間では常識のように使用され
また学年では 6クラスの内 1クラスだけが純粋なスイス国籍の子供達で
それらの問題はプライベートスクールよりギムナギウムの方が深刻だそうだ
表面では 本当に美しく 緑に囲まれた立派な家が並び
湖の周りで 食事を楽しみ 音楽に溢れ
沢山の若者たちが陽気に会話を楽しんでいる
まだ小さな娘たちがいるチューリッヒの友人の一番の願いは
娘たちが素直に幸せに大きくなること
それでも
と 少し年上の友人が話を繋ぐ
アメリカの大学で教授クラスの仕事をした人達でも
歳をとると 皆んな ヨーロッパに帰りたくなる
どうしても
帰りたくなる
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