「サンマルコは水の中だよ」
その言葉に   とても驚く 
 
意味を理解するのに  3秒ほど必要だった
Veneziaは 水上都市だった
ホテルに向かうため 水上タクシーに乗る


Veneziaの街が近づいてきたとき見た光景が
私の意識に深く刷り込まれる決定的なimageを持つことになる

海から立ち昇るような中世の建物
その水辺の道を二人の黒い服を着た男が
何かを運んでいる
目を凝らして見ると
それは柩だった

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