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街を巡ることに夢中だった以外は
たくさんのお土産物屋を目にしたにもかかわらず
何も手元に残っていない

どの店も キラキラと美しいが

何か買おうと思う気持ちと
いつか  きっと   娘たちと来て その時に買おう
と 思う気持ちが交叉している

でも
麻のストライプのシャツを一枚

袖が長かったので直してもらい次の日に取りに行く
古い建物を綺麗にリーニューアルしたシャツ専門の仕立て屋は
路地の奥にある

 磨かれたガラス戸越しに
小柄な東洋人が立っている

自分だった

その日
そのシャツを  着て 歩く
暖かい陽の下で
麻は心地よい